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健康診断で「異常」「要再検査」と診断された方へ

毎年、健康診断を受けている方へ


下記のような状態になっていませんか?

・前に受けた健康診断の結果を覚えていない
・毎年健康診断は受けているが、結果を気にしていない
・要再検査と診断されても、面倒なので医療機関には行っていない
・健康診断を数年受けていない

上記のような項目に当てはまる方は注意が必要です!
日々診療をしていて感じることが、患者様は症状がでてから医療機関を受診される方が多いということです。
確かに、発症してから受診いただけば、鎮痛剤などを処方して一次的に症状を緩和させることは可能です。しかし、死の要因で多い心筋梗塞や脳梗塞、そして癌などは、いきなり症状が出るわけではなく、ある程度進行してから症状が現れることがほとんどです。つまり、症状が出ていないからといって放置していると、気が付いたら重篤な病気を合併していることが大いにあるということです。

それらを防ぐためにも、健康診断の結果を受け止めて適切な治療をすることで、病気の発症リスクを下げましょう。病気を早く発見することができれば、金銭的・時間的・肉体的にも負担が大きい手術や治療を将来受けずに済むことにつながります。健康診断で異常を指摘されたら、お早めに医療機関の再検査・精密検査の受診をおすすめしています。

植嶋医院では健康診断で異常が指摘された方に対して、健康診断の結果を確認しながら丁寧な診察を行っております。当日、診察をし、合併症を発症するリスクやすぐに専門的な治療を受けるべきと判断した場合は、当院の連携病院へ紹介状を書くことも可能です。まずはweb予約から外来予約を取得のうえご来院ください。

WEB予約はこちら

 

 

健康診断の結果について


健康診断は「異常なし」、「要経過観察」、「要精密検査」、「要治療」などと判断されます。それぞれの意味を知り適切な対応な対応をしましょう。

 

異常なし

検査結果が正常範囲内ということを表します、特に心配する必要はありません。

 

要経過観察・要再検査

検査結果が正常範囲ではないので、数ヶ月〜1年後に再検査を受ける必要がありますが、緊急性はない状態です。
生活習慣などを改善することで、正常範囲内に戻すことや、悪化を防ぐことができます。当院では患者様ごとに合わせたアドバイスや、無理のない範囲での改善方法を詳しくお伝えしておりますので、お気軽にご相談ください。

 

要精密検査

さらに詳しく検査する必要がありますが、精密検査の結果は異常がないという可能性もある状態です。精密検査は健康診断だけでは特定できない病気についてしっかり調べることができます。要精密検査と診断されたら、必ず検査を受診してください。

 

要治療

早急に治療が必要な異常値が見つかったという状態です。すぐに専門医を受診して、最適な治療についてしっかり相談してください。

 

 

各検査項目について

健康診断は検査項目ごとに病気のリスクを判定しています。
数値が正常範囲を超えると、どのような病気にかかりやすいのかを以下でご説明します。

 

メタボリックシンドローム

血糖、血圧、脂質の数値と腹囲から総合的に判定します。
メタボリックシンドロームになると、動脈硬化が進み、「脳出血」「脳梗塞」「心筋梗塞」などのリスクが上がります。
「1.基準該当」「2.予備軍該当」のいずれかを指摘された場合、医師の診断を受けて、治療および生活習慣の改善に取り組みましょう。

 

血圧

最高血圧と最低血圧の数値を調べ、動脈と心臓に関する疾患の発症リスクを判定します。高血圧症になると、常に血管に負荷がかかった状態になるため動脈硬化が進み、「脳出血」「脳梗塞」「心筋梗塞」などのリスクが高まります。高血圧と指摘を受けたらすぐに医療機関にて診察を受けて血圧改善に取り組みましょう。

高血圧について詳細はこちら

 

コレステロール

血液中の中性脂肪、善玉コレステロール、悪玉コレステロール、総コレステロールの数値を調べ、「脂質異常症」がないか調べます。
善玉コレステロールは動脈硬化を防ぐ一方で、悪玉コレステロールが多いと動脈硬化につながります。
いずれかのコレステロール値が正常範囲を超えた場合、脂質異常と判定されます。脂質異常と指摘された場合、定期的に検査をして数値を見ながらコントロールしていくことが重要です。食事指導や運動療法、必要があれば治療薬を服用します。

脂質異常症について詳細はこちら

 

血糖値/HbA1c

血中のブドウ糖量を測り、「糖尿病」の疑いを調べます。
糖尿病は血糖値が慢性的に高い状態で発症する病気です。そのため、糖尿病になると血管に負荷がかかり、動脈硬化が進むことで「脳出血」「脳梗塞」「心筋梗塞」などのリスクが高まります。また、糖尿病の症状が悪化すると「網膜症」「神経障害」「腎症」などの合併症を引き起こし、その後の人生のQOL(生活の質)の低下を招くことにもなりかねません。

糖尿病について詳細はこちら

 

尿酸値

過剰な尿酸の分泌は血管や腎臓に大きな負担がかかり「痛風」「尿路結石」などの病気のリスクが高くなります。
尿酸は飲食物に含まれるプリン体からつくられるため、尿酸値コントロールではプリン体の制限、総カロリーの制限、十分な水分摂取、適切な運動など総合的な管理が必要となります。
また、薬の服用は長期にわたり、尿酸値のコントロール状況と副作用チェックのために定期的に血液検査と尿検査を行う必要があります。

高尿酸血症について詳細はこちら

 

貧血(血色素量・赤血球量・ヘマトクリット)

貧血の診断に一般的に用いられているのは、血液中のヘモグロビン濃度(血色素量)です。貧血の原因としては鉄分不足が最も多いですが、体内で出血が起こっていて貧血と判断されている場合もあります。体内で出血を起こす原因としては、胃潰瘍・胃がん・大腸がんや、女性では子宮筋腫など婦人科系の病気の可能性が挙げられます。また血液のがん(悪性疾患)の時にも貧血が起こります。いずれの場合に対しても早急な治療を要する場合が多いため、貧血を指摘されたら、原因を調べるためにも必ず医療機関を受診してください。

 

肝機能

ウイルス感染やアルコール、服用している薬剤などによる肝機能障害や肝炎などの病気の有無を調べます。健康診断で肝機能の数値に異常が見つかったら、速やかに医療機関を受診して精密検査を受けて原因を特定しましょう。。肝臓は「沈黙の臓器」と言われており痛覚が無いため、気づかない内に肝硬変や肝臓がんなど、命に関わる重大な病気が進行していることが少なくありません。肝機能の異常を指摘されたら早期に適切な治療を受けるようにしましょう。

 

尿検査

尿に含まれるブドウ糖、たん白、赤血球を検出する検査です。これらの結果から尿路感染症、尿路結石、腎機能障害、腎炎、糖尿病、腫瘍などの病気の有無を判定します。異常があった場合、すぐに精密検査を受けるようにしましょう。また、尿は前日や直前の飲食の影響を受けやすいため、精密検査の結果「異常なし」ということもあります。

 

心電図

不整脈、狭心症、心筋梗塞、心筋症、心肥大など、心臓病の兆候があるかを調べます。心電図で「要観察」「要精検」の所見が示された場合は、下記の手順で診療いたします。
①再度、心電図を行う
②レントゲン検査を行う
③ホルター心電図を行う
※ホルター心電図とは、24時間持続的に心臓の波形を計測する機器のことを指します。
上記を行ったうえで、必要があれば病院を紹介します。

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