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手足のしびれ

■しびれの種類

しびれは、神経系の異常や損傷によって引き起こされる感覚の異常であり、様々な種類があります。

 

一時的なしびれ

 一時的なしびれは、一時的な圧迫や姿勢の変化によって引き起こされることがあります。たとえば、長時間同じ姿勢で座っていたり、寝ていたりすることで、血流が妨げられて一時的にしびれが生じます。

 

圧迫性しびれ

神経や血管が圧迫されることによって生じるしびれです。妊娠・出産期や更年期の女性やスポーツ選手が多く生じる手根管症候群や、腰椎椎間板ヘルニアなどで生じる坐骨神経痛などがこのカテゴリーに該当します。

 

糖尿病性しびれ

「糖尿病性神経障害」と呼ぶこともありますが、

糖尿病患者に見られることが多いしびれで、高血糖が神経にダメージを与えることによって生じます。

 

多発性硬化症(MS)によるしびれ

多発性硬化症は中枢神経系(脳・脊髄、視神経)に異常をきたす病気です。中枢神経は神経細胞体から出る電線のような軸索を通して電気信号を伝え、暑さ・寒さの感覚や身体を動かす指令などを送っている神経になるため、重症化すると、視力障害、運動障害、感覚障害、認知症、排尿障害などさまざまな神経症状があらわれます。

 

脊髄損傷によるしびれ

脊髄損傷が神経伝達に影響を与え、しびれや麻痺が生じることがあります。

 

物理的な損傷によるしびれ

外傷や怪我によって神経が損傷された場合、しびれが生じることがあります。

 

ストレスや不安によるしびれ

長期間にわたるストレスや不安が神経に影響を与え、しびれや痺れの感覚が生じることがあります。

 

上記のように「しびれ」という症状1つとっても様々な種類があります。

・しびれが続いている

・しびれ以外の症状もある

・しびれが繰り返す

など、症状が続いたり繰り返したりする際は、合併症の可能性もございますので一度、医療機関を受診するようにしましょう。

 

植嶋医院では、これまで多く「しびれ」が主訴の患者様を診療してまいりました。しっかりと検査を行い、必要であれば専門の医療機関に紹介することも可能です。24時間web予約を受付けておりますので、ご予約ください。

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■しびれの原因となる病気

「手足のしびれ」で悩まされる患者様は結構多いです。当院でこれまで「手足のしびれ」が主訴の患者様を診療したなかで、多かった病気をまとめております。ご自身に該当する疾患がないかご確認ください。

 

糖尿病

糖尿病と手足のしびれの関係は、一般的な症状の一つとして広く知られています。この症状は糖尿病性神経障害と呼ばれ、高血糖が神経に与えるダメージが原因です。

糖尿病性神経障害を予防するためには、血糖値の管理が非常に重要です。定期的な血糖モニタリングや医師の指導のもとでの治療が必要です。また、しびれが既に発生している場合は、症状の進行を遅らせるために神経保護薬や痛みの管理が行われることがあります。

 

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電解質異常

電解質異常によるしびれは、通常、基礎疾患や薬物の副作用などによって引き起こされます。電解質は、体内の水分バランス、神経伝達、筋肉の収縮などの生理学的なプロセスに重要な役割を果たしています。主な電解質にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。これらの電解質のバランスが崩れると、神経や筋肉の正常な機能が影響を受け、しびれや痺れの症状が生じることがあります。

 

血管炎

血管炎は、血管の壁に炎症が起こる状態であり、これがしびれの原因となることがあります。血管が炎症することで身体に与えるダメージは大きく、下記のような障害が起こります。

・血流の低下

・末梢神経へのダメージ

・自己免疫性の血管炎

・神経根の圧迫

血管炎によるしびれは、特に全身性の自己免疫性疾患や血管炎の合併症として現れることがありますので、お早めに医療機関を受診してください。



神経障害

神経障害(Neuropathy)は、神経系に影響を与える病状や障害を指します。神経系は中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(脳と脊髄から体の各部に伸びる神経)から構成されており、これらの部位に障害が生じることで、様々な神経障害が引き起こされます。神経障害は、感覚、運動、自律神経機能、その他の神経に関する機能に影響を及ぼす可能性があります。

 

帯状疱疹

帯状疱疹(Herpes zoster)としびれの関係性は、帯状疱疹が原因で引き起こされる神経痛や後遺症があります。帯状疱疹は、水痘ウイルス(Varicella-zoster virus)に感染した後、体内で休眠状態にあったウイルスが再活性化して発症する感染症です。この病気は、発疹や水ぼうそう様の疱疹が特徴的で、しばしば激しい痛みを伴います。



自己免疫疾患

自己免疫疾患は、免疫系が誤って正常な組織や細胞を攻撃する状態を指します。これにより、炎症や組織の損傷が生じ、さまざまな症状が発現します。自己免疫疾患としびれの関係性は、免疫系が神経組織を攻撃することに起因しています。代表的な疾患としては下記があります。

・多発性硬化症(MS)

・ギラン・バレー症候群(GBS)

・全身性エリテマトーデス(SLE)

・リウマトイド・アトリティス(RA)

・シェーグレン症候群

 

上記で紹介してきたように手足のしびれには様々な要因が考えられるため、自己解決しないことが重要です。何かの病気の兆候である可能性もあるため、違和感を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう。

 

■「しびれ」の症状がある際に当院で行える検査

当院では下記の検査を実施して、しびれの原因特定を行っております。

 

・血液検査

・電解質イオンバランスの確認

・糖尿病有無の確認

・膠原病有無の確認

・リウマチ有無の確認

・神経診察

・レントゲン撮影

・エコー検査

 

これらの検査を行ったうえで、必要に応じてMRIやCTなどの精密検査を紹介いたします。「この手足のしびれの原因はなんだろう」と不安に思っている方は、まずはご相談することが重要だと思います。

 

■しびれの対処法

継続的にしびれを感じたり、しびれが高頻度で繰り返えされたりしている方は、医療機関に受診いただきたいのですが、それまで何も対策しないのも、苦しい方思いますので、ご自宅でできる簡単な対処法をお伝えいたします。ぜひ、お試しくださいませ。

 

姿勢の変更

長時間同じ姿勢を続けることがしびれを引き起こすことがあります。定期的に姿勢を変えることや、座っているときには休憩を取るようにしましょう。

 

筋肉のストレッチ

筋肉の硬直や緊張がしびれを引き起こすことがあります。軽いストレッチや運動を行うことで、筋肉状態の改善を試みてください。

 

温熱療法

温熱パッドや温かいお風呂、シャワーなどを利用して、筋肉をリラックスさせることができます。ただし、怪我や炎症がある場合は冷却療法の方が適していることもあります。

 

マッサージ

筋肉や神経に対する軽いマッサージが、血流を促進し緊張をほぐすのに役立つことがあります。

運動

適度な運動は血行を促進し、筋肉や神経の健康をサポートすることができます。ただし、激しい運動は逆効果になる可能性があるため、程々の運動を心掛けましょう。

 

栄養の改善

栄養不足が神経に影響を与えることがあります。バランスの取れた食事を摂ることや、ビタミンB12やビタミンDの摂取が大切です。必要に応じてサプリメントの服用も1つの選択肢です。

 

ストレスの管理

ストレスは筋肉の緊張や神経の興奮を引き起こす可能性があります。リラックス法や深呼吸、瞑想などを取り入れてストレスを軽減することが役立ちます。

 

上記の対処法でしびれが軽減すればいいですが、それでも繰り返したり、症状の改善がみられない場合は当院にご相談くださいませ。

 

植嶋医院では、これまで多く「しびれ」が主訴の患者様を診療してまいりました。しっかりと検査を行い、必要であれば専門の医療機関に紹介することも可能です。24時間web予約を受付けておりますので、ご予約ください。

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