腹痛の症状にお困りの方
腹痛の症状
下記の症状がある方は医療機関を受診しましょう。
- 腹痛が長く続き治まらない
- 時折動けないほどお腹が痛む
- 食欲がなくなるほどお腹が痛い
- 胸や背中の痛みを伴う腹痛
- 発熱や冷や汗、血圧低下などを伴う腹痛
ただの腹痛だと思って我慢したり市販薬で対処したりしていると、気が付いたら取り返しのつかない病気になっていたということが、よくあります。
特に、発症から長引いている腹痛(安静状態で6時間以上続く)や、腹痛のほかに併発した症状がある(例:胸痛、吐き気・嘔吐、吐血・下血、下痢、発熱、冷や汗、意識低下など)場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
植嶋医院では24時間webより予約を受け付けております。まずはご予約ください。
腹痛が発生する原因
腹痛が発生する原因は様々で、中でも「ストレスや温度差による自律神経の乱れ」、「暴飲暴食」、「臓器の疾患」が多い傾向にあります。
①自律神経の乱れ
自律神経は、内臓の働きをコントロールする役割を担っています。
ストレスや温度差によって自律神経が乱れ、うまくコントロール出来なくなってしまいます。
コントロールができなくなると、吐き気をはじめ頭痛、腹痛、手足のしびれ、動悸、めまい、不眠など、様々な症状を引き起こします。
また、腹痛に伴う合併症も引き起こすことがあるため、注意が必要です。
②暴飲暴食
食べすぎや飲みすぎなど、日常的に行う方は気を付けましょう。
腹痛の他にも、糖尿病や、脂質異常症、高血圧症等などの生活習慣病を誘発する可能性がありますのでお気をつけください。
③臓器の疾患
臓器の疾患の場合、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・消化管の疾患の可能性が挙げられます。
肝臓の疾患
肝炎・肝腫瘍・脂肪肝
胆のうの疾患
胆のう炎・胆石症・胆管結石
膵臓の疾患
膵炎・膵臓癌・膵のう胞
腎臓の疾患
腎炎・腎障害・慢性腎不全
消化管の疾患
過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎・胃腸炎・大腸がん・胃がん
もし腹痛が治まらない場合は、痛み止めでその場をやり過ごすのではなく、医療機関を受診し、診察ならびに検査を受けていただくことをおすすめいたします。
主な検査方法
検査により、腹痛の症状の原因を確認し、完治を目指します。
① 超音波検査(腹部エコー検査)
肝臓や膵臓の一部、胆嚢などの様子を調べるために、超音波を当てて行う検査方法です。
CTやX線などとは異なり、放射線を使用しないためより安全に検査を受けることができます。
② 血液検査
血液を採取して、炎症や感染の有無を判断します。
血液検査からわかることは多く、他の炎症の有無も確認することができます。
③ 胃内視鏡検査
食道や胃・十二指腸の粘膜の様子を直接見ることで、疾患の疑いがある部分がないかを観察します。
異常をきたしている粘膜を見つけた場合は、採取して生検を行います。
主な治療方法
①生活習慣の改善
医師から、食事の内容や時間帯、食事量などの見直しと休養のアドバイスを受けましょう。
当院では、患者さま1人1人に合わせた献立を検討し、生活習慣の改善をサポートいたします。
②薬物療法
問診、触診を行ったうえで、必要な検査を行って診断します。
その検査結果に応じ、適切なお薬を処方いたします。
腹痛で何科を受診するか迷ったら内科・消化器内科へ
患者の一時的な腹痛もありますが、中には命に関わる疾患の症状として、腹痛が現れることもあります。
腹痛でお悩みでしたら、放置せずに医療機関を受診しましょう。
腹痛について医師に詳細に伝えるポイント
痛みの内容
どのような痛みで、その痛みがいつから発症しているのかを把握しておきましょう。
診察前にweb問診で回答いただけるとスムーズに診察ができます。
web問診はweb予約取得後に回答いただけます。
痛む部位
みぞおちや脇腹、右下腹部、左下腹部、下腹部、へその上など、痛みが生じている部位を記録しましょう。
また、腹部以外の部位も痛む場合は、その部位もきちんと忘れずに医師へ伝えてください。
症状や便の状態
腹痛以外の症状もみられる場合は必ず医師へお伝えください。
また、便の色や形状なども記録しておきましょう。特に下痢や血便があった場合は、忘れずに伝えてください。
血便などが起きた直後は、お体も辛く、気も動転してしまいます。もし可能であれば携帯電話のカメラ機能などで出血の量などをサッと撮影をしつつ、受診されると医師や看護師へ緊急性を伝えるのに大変役立ちます。
痛みが発生した時の食事や運動メニュー
腹痛の原因として、食中毒が考えられます。普段、口にしない食べ物を食べた、外食をしたなどがありましたら、問診時にご回答いただけますと幸いです。
また、激しい運動などからくる腹痛もありますので、診察の際は、そちらもご教示ください。
腹痛の原因は様々です。
「ただの腹痛だから大丈夫」と軽視せず、不安や症状がありましたら、お気軽に植嶋医院へご来院ください。すぐに診療いたします。